中途入社から1年後、念願の編集者に。実現の鍵は「自分の経験を否定したくないマインド」


「配属ガチャ」。入社時に希望した部署や配属されるか否か、を表す言葉です。

もしも、あなたが希望した仕事に配属されなかったら。

与えられた仕事にやりがいを見出す?異動など希望職種へ移るチャンスをうかがう?はたまた、転職を考える?

何を思いどんな行動を起こすかは、その環境ごと人ごとに異なるでしょう。

今回紹介する藤澤香菜は、未経験ながら「編集者志望」でサムライトに入社。約1年間、編集とは違うフィールドで活躍した後、編集者への扉を開いたメンバーです。

サムライトは個人のwill(やりたいこと)を尊重する組織でありたいと考えています。しかし、そこには当然ながら本人の思いや熱量が不可欠。目の前の仕事にポジティブに取り組み、一つ一つの経験を糧にしていった彼女の1年間に迫ります。

▼プロフィール
藤澤香菜(ふじさわ・かな)
2019年3月入社。ソーシャルメディア局にて、大手クライアントのSNS運用、ディレクションなど支援業務に従事。2020年3月には全社MVPを受賞。その後、編集者にジョブチェンジし、メディア運用やコンテンツ制作を行う。好きなアーティストはスピッツ。高校時に走り高跳び国体準優勝(記録:1m72cm)。大分県出身。

前職は音楽アプリの運営企業。「スピッツに会いたい!」

──サムライト入社までの経歴をお聞きします。まず前職ではどのような仕事をしていたのですか?

自社のスマートフォンアプリ開発や運用をする会社でした。そこで営業職を3年半、企画職を2年の合計5年半働いていました。音楽アプリも扱っている会社で、新卒入社の時からその音楽アプリ事業で働きたかったんです。

──音楽が好きなんですか?

いや、音楽全般というよりはアーティストの「スピッツ」が大好きで。音楽アプリに関わる仕事をしていれば、音楽事務所に出入りすることもしますし、仕事を通じて関われたりするかなって。とても不純で単純な動機ですね。

──正直に話していただき、ありがとうございます(笑)。

スピッツは本当にいいんですよ!先週もライブに行ってきたばかりなんですが、「がんばれ」とは歌っていないのに、聴き終わったらそっと背中を押されているような、あの感じがたまらないんです。

▲スピッツ結成30周年記念ツアーにも参戦。日本武道館

──今日はテーマが違うので、スピッツへの思いはまた別の機会にしましょう…。改めて、「編集者になりたい」という思いはいつごろから抱いていたのですか?

言葉を扱う仕事への興味はずっと持っていました。単純に「好き」というレベルですけど、子どもの頃、作文や読書感想文を書くことも好きでしたし、前職も営業職から企画職に異動した後は、ちょっとしたクリエイティブのコピーやテキストを作ったりもしていました。

その会社の音楽アプリ事業の中で、そういう仕事ができれば良かったんですが、そう都合良くチャンスは巡ってこないですからね。

──「転職」という形で編集の仕事を探し始めたんですね。

はい。でも「編集未経験」の壁に直面して。どこの会社も「編集経験3年以上」みたいな条件が多くて。面接に行っても「編集的な仕事はされていますか?」と聞かれたり、なかなか厳しかったですね。

ただ、サムライトだけはなぜか面白がってくれたんです。社長の池戸さんとの面接では「全く別の畑から来て、化学反応を起こせるような編集者を探している」と言われたのを覚えています。

──2019年3月に入社。でも、配属されたのは「編集職」ではなかった。

SM(ソーシャルメディア)局という、主にお客様のSNSアカウント運用やディレクションでマーケティング支援する部署での入社でした。

でも、実はそこまで気にならなかったというか…。記事コンテンツは作らないですが、編集から遠い職種でもないですし、「編集者になれない」と言われたわけでもない。むしろ、ちゃんと成果を出せばチャンスは来るだろうなって。「いずれ編集の仕事がしたい」と上司にもずっと言い続けていました。

「社会人生活イチ頑張った1年」でMVP受賞。そして異動

──実際に入社してみて、SM局での業務はどうでしたか?

SNSの仕事も未経験だったので、なかなか大変でした。「SNS運用支援」と一言で言っても、お客様と打ち合わせを重ね、アカウントのディレクションからコンテンツ制作、レポート作成もします。最初の頃は「SNSマーケティング」の関連書籍を読み漁ったり、セミナーに足を運んだり。たぶん、社会人になってから最も頑張った時期でした。

ただ、前職で営業を経験していたこともあって、お客様とコミュニケーションを取ることだけはスムーズにできたように思います。

──お客様と信頼関係を作るのは、多くの職種で大切だと思います。何か心がけていることはあるんですか?

いきなり信頼されることはあり得ないので、コツみたいなものはないと思っています。強いて言うなら「当たり前のことを、当たり前にやる」ですかね。できるだけ即レスするとか、すぐに対応できないなら「いつまでにやる」を伝えるとか。担当者として、自分の状態が相手に見えているかどうかを意識していました。

▲半年に一度の会社総会では、全メンバーを対象にした直近半年間のMVPに選出

──知識や技術よりも、基本であり大事なことかもしれませんね。そして入社から約1年後の3月には、その半年間のMVPを受賞。

もちろん嬉しかったですけど、何か特別なことをしたというより、日々の積み重ねの結果だと思っています。むしろ、その直前までは会社に貢献できている実感もなく、焦っていたぐらいです。

担当していたお客様との契約が終わってしまうなど、悔しい経験もしましたし。でも、そういう時に、個人ではなくチームとして課題を振り返ったり「メンバー間でサポートはできなかったのか」を考える空気がありました。しっかり反省点を見つめ直したら、もう一度チャレンジする。そういうカルチャーはサムライトの強い部分だと思いますね。

1年ぐらい経ってだんだんと、お客様から追加の予算をいただけたり、継続してお取り組みできるようになっていきましたね。

(参考:事例に学ぶ!Instagram運用を成功に導くコンセプト設計【NOYES様インタビュー】

──MVP受賞後、希望していた編集者としての業務に携わるようになりましたが、現在、半年ほど経っていかがですか?

はい。SNSもまだ担当しながら徐々に、という感じで、今はメディアを一つ担当していますが、取材をする機会が増え、その方の人生を聞かせていただける仕事は本当に面白さを感じています。もちろん新たに身に付ける知識も多いです。お客様のオウンドメディアなので、ビジネスとしての目的がありますし、Webメディアの基本的な知識から新しい知識まで、日々勉強が必要だと痛感しています。

“自分の経験を否定したくないマインド”と、陸上競技で得た成功体験

──約1年間のSNS運用の業務の経験は活かせていますか?

明確に「こんな時に活かされている!」というのは難しいですが、間違いなくプラスだったと思っています。情報発信という意味では本質的には同じですし、SNS自体がますます流通に欠かせないチャネルになっていますしね。

「SNSもできて、オウンドメディアもできる編集者になれるのは、会社の中で私しかいない」ぐらいに思っています。そもそも、私の性格に「自分の経験を否定したくないマインド」があるのも大きいのですが(笑)。

──自分の経験を否定したくないマインド…?

なんというか、思い通りいかないことや意図しない方向に物事が進むことっていっぱいあるけれど、経験して損なことはないと思っています。任されたことを頑張れば何かしら結果はついてくる、そんな考え方です。

──昔からある感覚でしょうか?学生時代に競技に打ち込んだ経験が関係しているとか?

その頃の影響はあるかもしれません。走り高跳びの選手だったんですが、全国大会に出てもずっと入賞できなかった中、引退となる大会、高校3年の国体で2位に入れたんです。「頑張れば結果は付いてくる」と思えたきっかけの一つではあります。

でも、部活を振り返るとしたら、仕事で大変な時に「高校時代のあのキツさに比べたら、大したことない」って思い出すことが一番ですけど(笑)。

──今後、目指していく編集者像などはありますか?

そうですね。正直に言うと、ただ「書く」だけならライターでもいいし、今の時代はいろいろなプラットフォームもあるので、誰でもライターを名乗れると思うんです。逆に言えば、それだけでは生きていけない。転職を考えた時から、編集にプラスする何らかの武器が必要だと思っていました。

──なるほど。サムライトもそうですが、コンテンツマーケティングの編集の仕事は「編集×マーケティング」と言われることがありますね。

サムライトで働きたいと考えた理由の一つにもなるんですが、マーケティングの視点や考え方を身に付けたいという思いがありました。

前職でもマーケティングに関する社内セミナーがあったり、ビジネススクールのグロービスの講義を受けさせてもらったりして、ほんの少しですけどマーケティングの考え方に触れていて「これはどこに行っても重要そうだ」と漠然と感じていました。

──プラスアルファの武器を持った編集者という意味では、SNS支援の経験も遠回りではなかったのかもしれませんね。

そうですね。SNSに関しては、社内で「こんな施策どう思う?」とか聞かれたり、頼ってもらえることがありますが、オウンドメディアはまだまだです。編集者としてのコンテンツマーケティングを身に付けて、いろいろな案件も経験してみたいですし、お客様とユーザーの役に立っていると実感できるようなメディアとコンテンツを作っていきたいですね。

少しずつ、でも確実に、できることを増やしていく

──最後に、藤澤さんが一緒に働いてみたい人や、今まさにサムライトで働いてみたいと考えている方に一言あれば!

私自身、入社してから「何がわからないのか、わからない」という状態でスタートして、わからない部分がわかってきて、だんだんと人の手を借りずに仕事ができるようになっていきました。自分で学びながら、誰かに相談しながら、少しずつ自分でできることが増えていった感覚です。編集者になれたのも、その積み重ねだったと思います。

サムライトは「寛容さ」と「厳しさ」のバランスがいいなと感じていて、「知らないことを学ぼうとする」とか「できないことをできるようにする」というマインドさえあれば、きっと大丈夫です。オープンな雰囲気ですし、相談すればみんな答えてくれます。

あとはそうですね、スピッツが好きな方がいたら私は嬉しいです!

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