サムライ、伝統手法で強く、凜々しく、新しく~コーポレートロゴ刷新の裏側~


渋谷から南青山へ…手狭になったオフィスから旅立ち、新天地へ…。サムライトは6月、新しいオフィスに移転しました。スタートアップ企業にとって、引越しは成功の証し。新しく増えた仲間とともに心機一転、さらなる成長を目指すのです。

さて、皆さんお気づきでしょうか?

「サムライトのロゴ、微妙に変わってる!」…ということを。そういえば新しい入り口の壁にペインティングされたロゴ、前とだいぶ雰囲気が違うような…?

そう、サムライトのロゴは、確かに新しくなっているのです。でも、「変わりましたね」と言ってくれる人は、ほとんどいません…。

どこがどう違うのか、うまく説明できないけど、確かに何か変わった!何が変わった?

そこで、デザインを担当したアートディレクターに直接聞いてみました!

サムライのようなまっすぐな意志と、強さを。新アイコンのこだわり

──まず、どこがどう変わったか、教えてください。

両方を見比べるとよく分かると思うのですが、サムライのアイコンが少しスマートに、社名の部分も「SOMEWRITE」と大文字になりました。

──サムライトの旧ロゴ…個人的にはそんなに悪くないと思ってたんですが…?

旧ロゴは、2013年の創業時につくられたもので、社員から愛着を持たれていました。でも、ちょっとした改善が必要だとは思っていました。

──どんなところですか?

サムライのアイコンの形です。

企業のマークって、「円」か「四角」に綺麗に収まっていたほうがいろんな場面で使いやすいのですが…。

ちょっと横長の二等辺三角形で、ぽっちゃりしてるんですよね。

──ちょうど、ス○イム(国民的RPGに出てくる)の形ですね。

スラ○ムの影響かどうかは分かりませんが…(笑)

これだとサムライなのに、優しくおとなしい印象になる。

──優しいままではいけなかったのですか…?

いけなくはないんですが、サムライトの新しいミッション・ビジョンが「コンテンツを信じる。メディアを進める。人を彩る。」に決まりました。

「信じる・進める・彩る」という強い、まっすぐな意志を示すには、前のロゴの優しい印象を少し変える必要があると考えました。

──新しいアイコンは、どのようにデザインしましたか?

朝日新聞の持つ歴史の文脈上にサムライトがいることもあるので、デザインに家紋の手法を取り入れました。他の家紋と同じように、円と直線をベースに構成しています。

──社名の文字のほうはどうですか。

前のロゴでは、小文字で丸っこいフォントで、やはり柔らかい印象でした。それで大文字の、角張ったフォントを採用して、力強いスマートな印象になるようにしました。

多様性を許容するサムライトの良さを表現したい。グラデーションに込められた意味

▼プロフィール
植松優一郎(うえまつ・ゆういちろう)
Webインテグレーション室 アートディレクター
名古屋市出身。地元で紙媒体を中心とした、エディトリアルデザインや大学のパンフレット、大型ポスターなどのデザイン・アートディレクターを経験。2012年に上京。Webデザイナーとして、大手食品メーカーのコーポレートサイトデザインや大手靴メーカーのLPのWebディレクションなどを担当。2016年よりサムライトに。有名私大、酒造メーカーなどのオウンドメディアのデザイン、Webディレクションを担当。アートディレクターとして、サムライトのクリエイティブな部分を支える。

 

──色も、水色から、黒とグラデーションの2種展開に変わっています。

他の会社のロゴと並んでも視覚的に負けない「黒」と、5色の「グラデーション」の2種類を採用しました。

──グラデーションってちょっと懐かしいというか…。

サムライトの事業が幅広くなったし、職種もデザイナーから営業、マーケティング、ウェブ企画、ライターなど構成も多様になった。働き方も、奄美大島でリモートで働くことをみとめるなど、本当にいろんなパターンを認めている。

多様性を許容する姿勢こそが、サムライトの一番の良さであると思い、そのことを表現するためにグラデーションを使いました。

──ロゴを変えないか?という話はいつごろからあったのですか。

2018年の夏ごろ、代表の池戸さんから、コーポレートサイトのリニューアルや、大きくなってきた組織のミッション・バリューの変更などを視野に入れて、ロゴも変えようか迷っているという話があったのが最初です。実際に動き始めたのは、今年の初めごろですね。

──他のアイディアはありましたか?

他のアイディアも考えていました。複数を提示した上で、社員全員に選んでもらおうと。

ただ、結果として社員へのアンケートでは、採用された新ロゴ案と、紙飛行機やヨットをイメージしたデザイン案と同票でした。なので、最後は池戸さんに決めてもらいました。

──大きく変わっていませんが、印象は確かに変わっています。

デザインのおもしろいところって、ちょっとした違いが大きな違いを生むところだと思います。新しいロゴとともに、新しいサムライトのイメージが拡散してくれればうれしいです。

グラデーションを描く仲間が、もっと増えますように。

少しの違いが、大きな違い。デザインの奥の深さを感じます。

植松さんの並々ならぬこだわりで、サムライトのロゴは生まれ変わりました。

5色のグラデーションの説明にもあったのですが、サムライトには実に多彩な事業があり、職種があります。しかし「縦割り」とか「部署ごとのあつれき」がほとんどなく、多様な社員が互いに認め合い、同じフロアで和気藹々と仕事をしています。

当然、仕事上での真剣な議論もありますが、自由な雰囲気だからこそ、活発で率直な話し合いがなされています。

自由な雰囲気のサムライトに少しでも興味を持った方は、サムライトで働いて、自分の力を思う存分発揮してみませんか?

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