大手システムインテグレーターの営業職。
安定した大企業での華形部署でのキャリアを捨てて、サムライトへ入社した男がいます。彼の名は、北澤孝祐。
順風満帆のキャリアを積んでいた彼が、創業5年を過ぎたばかりのベンチャーであるサムライトに転職する道を選んだ背景について、語ってもらいました。
「もやもやを感じていた」大手システムインテグレーターでの日々
――前職は大手システムインテグレーターとのことですが、新卒の就職活動時代の軸は何でしたか?
就職活動の軸としては2つありました。
1つ目が、社会における意義が大きく世の中に影響を与えられること。
2つ目は、自分の仕事が形に残るものであること。
これらの軸があったので、いち早くニュースをマスメディアを通じて伝えることができ、記事として自分の仕事を形に残すことが出来る記者になりたいと思っていました。そのため、大学の専攻ではイギリスにおけるジャーナリズムの歴史を研究したり、新聞社のインターンシップに参加したりしていました。
――結果的に前職の企業に就職することになったのは、どうしてですか?
やはり、記者は狭き門だったんですよね。志望度はとても高く、秋頃までチャレンジをしたのですが、現実は甘くなく、記者になるという夢は叶いませんでした。
それでも自分の軸を保ちつつ、業界を広げて就職活動を進めていくなかで、前職の求人に偶然、出会いました。この会社ならシステムの基幹や銀行の勘定に強く、社会的な意義も大きい仕事ができそうだと感じました。そのことが決め手となり、入社しました。
――実際に入社し働いてみて、なにか感じたことはありましたか?
入社後、半年間の新人研修を経て、航空業界をお客様とする部署の営業職として配属されました。大手航空会社の基幹系システムの担当営業として、若手ながら社会的意義が大きく、スケールの大きいビジネスを経験しました。
しかし、数十年来のクライアントであったこともあり、すでにビジネスが円滑に回っており、自分自身の介在価値の小ささをすごく感じ、「このままでは、なにも生み出せない人間になるのではないか」と不安になることが多くなりました。
大企業でも、将来が不安。「プレイヤーとして0→1を経験したい」
――その不安が、転職活動につながったのでしょうか?
そうですね。将来への不安を感じ、入社から4年目の夏に転職を意識し始めました。しかし、実際は本当に転職してよいのかすごく悩んでいました。
――どんな悩みがあったのでしょう?
ひとつは、普通にこのまま過ごしていれば、「安定」は得られる環境だったことです。
もうひとつは、私が配属されていた部署は会社のなかでも優秀な人が集まる部署だったことです。
ビジネスパーソンとして優秀なだけではなく、人間としても尊敬できる上司・先輩が身近にいて、自分もこの人たちについていけば、成長できると感じられる環境でした。
一方で、大企業がゆえ、全社的には「上が詰まっている」状態であることは間違いなく、成果を残している先輩方が評価されづらいということも実感もありました。
そのため、「よりフラットに実力が評価され、尊敬する先輩を超えるスピードで成長できる環境に身を置いてみたい」と考えるようになりました。
――悩みながらも転職活動を始めることになったわけですね。転職活動において重視されたことは何ですか?
前職で抱えていた悩みもあり、とにかく0→1でビジネスを生み出せる人間になりたかったので、そこが一番大きなポイントでした。くわえて、自分が経験していないビジネスのフェーズを経験できるかという点も重視しました。
そのため、コンサルティング会社やベンチャー企業を中心に転職活動をしており、新規事業専門のコンサルティング会社からもオファーをいただきました。
――転職活動を経て、サムライトに入社を決めたのはなぜですか?
プレイヤーとして0→1を経験したい気持ちが強かったからです。
会社のスピード感と、成果を残して朝日新聞社に買収されていることも大きかったです。サムライトは朝日新聞社という後ろ盾もあって、安心感のあるなかで挑戦できる環境だと感じました。
手を挙げれば、新規事業にも携われる。「0→1」への挑戦
――現在はどんな業務に携わっていますか?
まだ会社の仕事を覚えるフェーズですが、主にふたつあります。
ひとつは、オウンドメディアのコンテンツ作成にディレクターとして携わっています。
もうひとつは、NewsPicksのアカウント運用と広告運用です。くわえて、FacebookやTwitterにおける広告運用も行っています。まだ慣れていないことが多いですが、やりがいはすごくあります。
――オウンドメディアのディレクターには、入社前日に抜擢されたと聞きましたが…?
そうなんですよ。入社の前日にアサインされていたようで驚きましたが、いきなり企画から入ることができて、うれしい限りです。入社当日にサムライトのメインビジネスであるコンテンツ制作に0から挑戦できたので。
――入社してすぐ0→1に挑戦できたんですね!それ以外に、新規事業の立ち上げにも携わっていますよね?
ええ、ローンチ前なので事業の内容に関しては明かせないですが、新規事業の立ち上げにも参画しています。
サムライトでは「キャリつく」という社内公募の制度があり、それを利用して、新規事業のプロジェクトメンバーになることができました。近々ローンチするので、楽しみにしておいてください!
――楽しみにしています!さまざまな業務に携わるなかで、ぶつかっている壁や、課題などはありますか?
デジタルマーケティング業界は変化の激しい業界で、未経験の私からするとまだまだキャッチアップが足りていないなと思っています。
ただ、上司・先輩から効率的なインプット→アウトプットの方法を教えてもらったり、それを自分自身でも工夫したりして、なんとかついていっています。ここはどれだけやっても終わりがない部分と思うので、今後も継続して知識を吸収・アップデートしていきたいです。
――業務に携わっていくなかで、どんな力が身についていると感じますか?
我々が提供したコンテンツがきっかけでユーザーにどのような行動変容を起こさせるのかというマーケティング視点、また、まだまだ改善すべきところはありますが、関わっている案件の全体像を把握した上で適切にリソースを振り分けるマネジメント能力が徐々に身についてきていると感じています。
どちらも前職では意識することが少なかった部分です。
――やはり、前職とサムライトでは求められる力がちがうのでしょうか?
そうですね。一番の差は、フォロワーシップが重要か、リーダーシップが重要か、という部分のちがいだと思います。
サムライトではリーダーシップが必要になるシーンが多くあります。立場に関わらず、自分の意見が反映される環境があるので、おっくうにならず、どんどん意見を発信することが求められていると感じています。
――サムライトに入社して2ヶ月ほど経ちましたが、自分のキャリアにとってバリューがあると感じていますか?
転職の動機でもあった、0→1を生み出せる環境で働けていますし、スピード感がある会社なので、いろんなチャンスが転がっています。正直、難しいことが多いですが、それが成長につながると感じています。
――それでは最後に、北澤さんの今後の目標について教えてください!
まずはサムライトでビジネスを0→1で生み出し、それをグロースさせる経験とスキルを身につけることを目標です。
こうしたスキルや経験はAI・ロボットには代替されないはずです。また、これらは日本に限らず世界中どこに行っても通用するのではないかと思います。将来的には、海外でも働いてみたいですね!
そのためにまずはひとつひとつ着実に仕事をこなし、どんどん成長していきたいです。これからも毎日を大切に、結果を残すために頑張ります。
Willを叶えるために、“履歴書を豊かにする”ということ
「0→1がやりたい」という強い思いをもって入社した北澤さんは、まさに入社初日から自分の思いを叶えるためのチャレンジを始めることになりました。
「終身雇用が当たり前」「企業が社員を守る」といった以前に常識とされていた考えが覆されつつある今、「自分のキャリアをどう描きたいか」という、それぞれの「Will」に寄り添い、応援してくれることが、企業に求められているのかもしれません。
サムライトはこれからも、それぞれのメンバーの「Will」を大切に、“従業員の履歴書を豊かにする”ことに取り組んでいきます。