Z世代女性向けエッセイ投稿サイト「かがみよかがみ」事業譲受から1年、古くておっきい新聞社からベンチャーに放り込まれた編集長の気づき


Z世代女性によるエッセイ投稿メディア「かがみよかがみ」をサムライトが朝日新聞社から事業譲受して1年が経ちました。「かがみよかがみ」と一緒にサムライトへやってきた伊藤あかり編集長は、ベンチャーのスピード感と風通しの良さを大いに堪能しているようです。激動の1年間を振り返ってもらいました。

▼プロフィール
伊藤 あかり(いとう あかり):2009年朝日新聞社入社。 奈良、徳島で警察、高校野球、県政、災害などを記者として取材。 紙面編集者を経て、2017年にミレニアル女性向けウェブ「telling,」の立ち上げにかかわる。 2019年に社内の新規事業コンテストに応募、「かがみよかがみ」を立ち上げ編集長になる。事業移管により、2023年4月からサムライトへジョインし、現在徳島ミライラボ長として赴任し、「Z世代×地方創生×女性活躍」を軸に関西・四国から事業展開を始めている。

あっという間の1年間でした!

新卒から14年間朝日新聞社という同じ会社にいたこともあり、カルチャーショックの連続でした。

私の驚きポイントは5つ
①スピード感
②経営陣との距離が近い
③女性が多い
④評価基準がしっかりしてる
⑤履歴書を彩っている

それぞれお話していきたいと思います。

決めて、動きながら、考え、改善していくスピード感

一番はスピード感。とにかくまあ、めっちゃ早い。大きくて古い会社だと、根回しなども含めて2週間かかるようなことが「よし、じゃあ明日スタートね!」あるいは「午後に間に合うかな?」なんですよ。

この「スピード感」によって、出来ることも増えました。明日実施か、2週間後実施かで、できる施策もかわってくるんですよね。いや、正確には先延ばしすることで「できない施策」がでてくる。だから「なんで、もっと早く言ってくれないの……!!」ということがない。小回りがきくことのメリットをめちゃめちゃ享受できてるなあと思います。

一方で、朝日新聞社のようなダイナミックな動きができないことが寂しくもありました。

そこで、考えたのが、朝日新聞グループにある他のメディアと連携した特集企画です。
即断即決、小回りのきくサムライトの「かがみよかがみ」が船頭をとりながら、朝日新聞社のメディアと連動して一緒に動けば、大きなムーブメントを作ることもできる。両者の良いとこどりができると思ったのです。

具体的には、8月21日の「女子大生の日」に向け、特集企画を実施。朝日新聞社グループ6媒体とコラボして、エッセイを募集しています。「女性が自由なキャリアを選択できる社会」を目指す機運醸成に一役買えればと思います。

詳しくはこちら https://somewrite.com/news/pr/collegegirlday20240531/

社長と毎月1on1。会社の方向性を社長の口から聞くことができる

サムライトにきてからは、経営陣との距離感がぐっと縮まったことも大きな変化でした。朝日新聞の社長と、直接お話したことは15年の会社員人生で1度しかないのですが(笑)、サムライトの社長の池戸さんとは毎月1on1でお話しています。「経営者の頭のなかってこんな感じなんだな~」「今会社はこういう方向に向かってるんだな~」というのを池戸さんの口から聞くことができるので、会社への愛着も責任感もわいてきています。

以前、会社の規定で「なんかこれおかしくね?」と思うことがあり、役員に伝えると「おお、確かに…言っておきます」と受けとめてくれたことがありました。私の一言で、あっという間に規定が変更される、そのしなやかさもいいなと思っています。


▲10月にはサムライトの徳島ミライラボがある徳島市と包括連携協定を結びました

子どもの体調不良によるリスケは日常茶飯事。後輩の意識も変わる

あとは、なによりも女性メンバーの多さです。サムライトの約60%が女性社員です。子持ちのメンバーやリーダーも多く、サムライトでは「子どもの熱によるリスケ」は日常茶飯事。小さなお子さんのいる上司が「ごめん!子どもが熱出したのでお迎えにいきます!」と、チャットすると、2年目の後輩男性が「承知しました!私の方でリスケしておきます!(かわいい絵文字)」と反応しているのに、私はとっても驚きました。

というのも、過去に私の知人から「子どもが熱をだしたとかで、仕事押しつけられた。なんか納得いかない。ていうか子どもってそんなにしょっちゅう熱だす?」という愚痴を聞いたことがあったからです。そんなこともあり、私は「人に迷惑かけちゃいけない!リスケはダメ!絶対!」と思い込んでいた節があったんですよね。

この後輩は、子持ち上司の様子を見て「子どもは高頻度で熱を出すもの」とインプットされているんだろうなと。となると、たぶん「発熱時のお迎え」という育児負担を女性だけに負わせるのおかしくね?と普通に思うだろうし、もし子育てする機会があれば、育休をしっかりとるだろうし。もっと言えば、この後輩が上司になったら、より子育てしながらも働きやすい環境をつくってくれるでしょう!!!!

良い人材が!!!!育っている!!!!

と、このチャットのやりとりを見ただけでスタンディングオベーションがとまりませんでした。子育て中の親(あえてママとは書かないよ!!パパも同じくらい育児負担してくれよな!!!)が、当たり前に働いて、当たり前に出世して、という環境がサムライトには整っているからおきる、良い循環なんだろうなと思いました。


▲全員参加の総会では時短のメンバーや地方在住のサスティナブルワーカー、全員が集まって盛り上がります

評価基準が明確!フルリモートワークの営業が成果をあげる

子育て中の方でも働きやすい、しっかり出世している…といのはつまりどういうことかというと、評価基準が明確なのかなと思います。「どんな働き方でも、結果を出してくれればOKですよ」というのが通底しているから。

例えば、今年のMVV(サムライトのバリュー、クレドを最も体現し活躍している人)を獲得したのは静岡でフルリモートワークをしている営業の女性社員でした。

フルリモートで、営業、ですよ???成り立つわけないじゃんって思いますよね。誰も見張ってないので、さぼろうと思えばいくらでもさぼれるし、「営業は足で稼ぐもの!」という考え方がゆえに、結果がでなくても仕方ないよね~★ってなっちゃいそうです(私だけですね!)

ですが、彼女は2000件のテレアポをやりきり、がっつり結果を出しているんです。同じフルリモートワーカーとして「なんでそんなに頑張れるんですか?」と教えを請うと、秘密を教えてくれました…。それは仕事管理用の鬼のスプレッドシート。営業先数千件がリストアップされ、メールを送った日、打ち返しの有無、リマインドの是非がずどどどと並んでいたのでした。「やったら色を変えていく。完了の色になってないと気持ち悪いからやる。それだけだよ」と話していました。私口あんぐり。当たり前の基準がたけぇ!そりゃこれだけやれば、成果もでるし、評価もされるわ…と納得したのでした。何より、この虎の子のスプレッドシートを同僚に開示してくれるあたりも、サムライト民の人の良さを表してますよね…。

履歴書を彩る。サムライトで修業して巣立っていくシゴデキ人材

先ほどの社長の1on1しかり、上司との打ち合わせが結構こまめにあり、自分のキャリアプランも一緒に考えてくれます。サムライトのビジョンに「履歴書を彩る」を掲げているように、「本人にとっても、サムライトにとってもプラスになること」を常に考えているように思います。「サムライトが成長さえすれば、本人のキャリアとか人生とか知ったこっちゃない」の真逆です。

例えば、私の元上司の超シゴデキ女性が転職する際も、社長は手塩にかけて育てた我が子が巣立つ寂しさこそあったと思いますが、「彼女のプラスになるならば!」と快く送り出していました。その懐の深さも、サムライトの大好きなところです。だからこそ、サムライトのために頑張るぞ~と思えるように思います。

まとめると、がっつり仕事をしたい人へのサポート体制がめっちゃしっかりしています。新卒でも、「学びたい!」「成長したい!」と思える人にはとんでもないスピード感で成長できると思います。そして、結果に対しても正しく評価、昇進されている気がします。

また、ベンチャー特有の勢いのある仕事も、朝日新聞社グループであるダイナミックな仕事もできる。ガツガツした方におすすめの職場になります。ぜひ、一緒に仕事をしましょう!

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