自らの「成長したい」を大切に。大企業からベンチャーへ、そしてマネージャーに。


将来の不透明さが増すなか、大企業や安定企業で他がうらやむような順調なキャリアを歩んでいても、「なにか不安を感じる」「このままでいいのだろうか」と自分の将来設計や今後のキャリアに関する悩みを抱える人は増えているようです。

「ゼロからイチを生み出せる人材になりたい」と考え、さらなる成長を求めてサムライトにジョインした北澤孝祐も、かつてはそのひとりでした。

入社から2年が経ち、営業部門のマネージャーに就任した彼は、どのような経験を積み、どんな壁に立ち向かってきたのか。本当に期待通りの成長を遂げられたのか、何にやりがいを感じているのか。サムライトで過ごす日々のリアルを語ってもらいました。

楽しさも大変さも期待通り。転職は正解だった

──北澤さんは2回目の登場ですね。前回は大手の「安定」を捨ててサムライトに転職した思いを中心に語ってもらいました。

そうですね。2年間、あっという間でした。

参考:「0→1ができる人間になりたかった」北澤孝祐が大企業での“安定”を捨てて、選んだ道

──現在はディビジョンマネージャーに昇進された北澤さんですが、改めてサムライトへ転職した当時を振り返ってもらえますか?

「ゼロからイチを生み出せる人材になりたい」という思いですね。

前職はいわゆる大企業で、ITのソリューション営業をしていました。クライアントも大手企業が多く、僕が入社するずっと前から取引がある関係です。どうしても運用保守的な側面が強く、業務は仕組み化されていて、そのオペレーションに沿って進めればいい、という環境でした。

それはそれで良い経験なのですが、将来を見据え、より「自分の介在価値」を感じられ、高められる環境にチャレンジしたいと考えていた時に、サムライトと出会いました。

▼プロフィール
北澤孝祐(きたざわ・こうすけ)
1992年生まれ。長野県出身。
大学卒業後、大手システムインテグレーターに就職。大手航空会社向けのソリューション営業を4年間担当。2019年2月、「ゼロからイチを作れる人材になりたい」と成長を求め、サムライトに入社。ソーシャルメディア領域を中心に新規顧客に対するセールスやプランニングを行い、2020年10月にアカウントエグゼクティブDiv. ディビジョンマネージャーに。

 

──希望を抱いて入社したサムライトは、いかがでしたか?
「0→1」感は、もう想像していた通り(笑)。手を挙げればやらせてくれる文化は入社前から聞いていましたし、経営層との距離の近さ、意思決定のスピード感などは期待以上でしたね。

営業の業務に関していえば、良い意味でも悪い意味でも整っていないことが多い。なので自分で考えて、自由にアクションを起こしていくことができましたね。

──そのギャップに、ストレスはなかったですか?

「このやり方決まってないんだ」とか、業務範囲として「ここも自分でやるの?」みたいなことはありましたが、覚悟していたのでストレスには感じなかった。裁量を持てることの方が嬉しかったですね。

前職の「整っていた」経験が活かせた点もあって、「こういう道筋を立てて提案していこう」「社内に対してはこのタイミングで必ず報告できるように資料をまとめておこう」など、営業フローを自分なりに整理していきました。

「お客様の課題に対して、こちらの商材を組み合わせて適切な提案を行う」という基本的な考え方自体は変わらないので、前職の経験が活かせる部分は多かったです。

──期待していた通り、「自分の介在価値」を感じられる環境だった?

「自分の介在価値」を感じられると同時に、責任感が強まりました。提案内容は「なぜそう提案するのか」自分が腹落ちしていないといけない。その後「実際どうだったか」の効果検証も、提案を持って行ったセールスとして責任が生まれます。

Webマーケティングの領域は改善のサイクルが早いので、お客様やお客様のプロジェクトに伴走している感覚が強くあります。これが一番のやりがいでもあり、大変だった部分でもあります。

成長したい男の「成長痛」の数々

──その「大変だった部分」、ぜひ教えて欲しいです。

入社して1年も経たない頃、かなり大規模なスマホアプリの獲得プロモーションのディレクションを担いました。この規模のプロジェクトで自分が中心になって推進していく経験は初めてで、お客様とのコミュニケーションから戦略設計、施策・改善案の実行まで、多岐にわたる業務をマネジメントする必要がありました。

大規模なプロモーションだからこそ細かな説明や資料が必要になるシーンも多々あり、いくらやっても仕事が終わらない感覚に陥ったのを覚えています。

──なかなか過酷…。

ブラックな会社だと誤解されないように言っておくと、意欲的に取り組んでいるので精神的に辛いわけではなく、単純に肉体的にしんどかったですね(笑)。

資料作成が煮詰まってしまって、(代表の)池戸さんや、部署の上司も加わって「みんなで考えよう」みたいになったこともあります。期間が決まっている案件だったので、とにかく成果を出そうとがむしゃらに取り組みました。

──周りの助けも借りながら進めた。

そこでパッと集まれるのは、サムライトの良さですよね。僕自身も「頼る」ことを覚えた気がします。それまでは「自分がやらなきゃいけない」という思いが先走っていた。でも「頼るのが嫌なだけじゃない?それってお客様のためになってる?」と指摘されて、本当に必要なことが何か気付かされました。

──なるほど。北澤さんはその後、プランニングチームのリーダーになり、2020年10月には営業チームであるアカウントエグゼクティブディビジョンのディビジョンマネージャーに昇進しています。自身で、その要因を振り返ってもらえますか?

自分では難しいですね(笑)。けど、一つは大きなクライアントを任されるようになり、利益という成果を出せたこと。定量的な要素ですね。

あとは、自分の数字を追いながら、だんだん“組織タスク”も整備するようになって、組織の予算組みや体制など客観視して「この辺を注力していこう」と意見できるようになったことが評価されたのかな、とは思います。

──ディビジョンマネージャーになって現在、半年ほど経ちましたが、いかがですか?

“組織タスク”は以前から変わらず続けていますが、責任者として精神面の負荷が増えた部分はあります。ディビジョンマネージャーになってすぐの頃、コンテンツの納品遅延が発生し、責任者としてお客様のところへ伺いました。お客様には申し訳ないですし、悔しい気持ちでいっぱいでした。「責任を取るとは、こういうことか」と実感しましたね。

──今度は精神的な辛さを味わうことに…。

はい。前の会社でもクライアントに謝罪する場面があったんですけど、その時の僕は「一応、同席する」若手の立場だった。

それが2年後には責任者としてお客様に向き合う立場になっていて。これも「成長痛」と思って乗り越えるしかないですね。
もっと成長したいの裏側に

──大企業から転職した経緯もそうですが、北澤さんは特に「自身の成長」に対して貪欲ですよね。

原体験として、新卒の時の就活が「うまくいかなかった」と感じているのが大きいかもしれませんね。もともとは記者になりたかったんですよね。就活で一度、その夢を諦めている。

──反骨心のような感覚ですか?

そうですね。社会人になって、希望していた仕事に就いてバリバリやっている大学時代の同期もいますが、「負けたくない」という思いはあります。

「将来は起業したい」という感じとは違うんですが、「自分の力を試したい」という思いは持ち続けています。今は自分の承認欲求にも素直に従っていますね。お客様のビジネスの成功に貢献して感謝されることも、サムライトで褒められることも嬉しいです。

「自分でやる」ことを楽しめる人は、サムライトに!

──最後に、昔の自分のように、転職を考えている人にメッセージを!

サムライトの仕事は、幅が広いです。営業の側面でも、提案の幅をすごく感じます。「インフルエンサー施策ならおまかせください、ただしそこしかやりません」みたいな形ではなく、いろんな商材があるし、時には自分で生み出すこともできます。

自分で考える分、嫌なものは売らなくていいですし、「お客様の価値になる」という信念に基づいたアクションを取ることができます。

くわえて、様々な会社のマーケティングやビジネス戦略に触れられることはとても刺激的です。マーケティングは極めて経営に近い領域。自分たちの貢献度も大きく感じることができますし、自分自身に還ってくる経験としても大きいです。

会社としてはまだまだ整っていないこともあるんですけど、それを楽しむマインドで「ないじゃん…」じゃなくて「ないなら作ろう!」と思える人とぜひ一緒に働きたいですね。

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