人気アパレルブランドを創業した諸岡拓朗が、新たな挑戦の場にサムライトを選んだ理由とは  


先日、サムライトはインフルエンサーのマッチングサービス「SAME」をリリースしました。

この新サービスの責任者はなんと、入社わずか3ヶ月の諸岡拓朗(26歳)。

実は、諸岡は大学生の男子を中心に絶大な人気を誇るアパレルブランドの創業メンバーでもあります。

そんな彼が、なぜ自分が立ち上げたブランドを離れ、サムライトにやってきたのか。そこにはさまざまな苦悩や葛藤がありました。今回はその過去に迫りながら、新たな挑戦の場としてサムライトを選んだ理由と事業にかける想いを伺いました。

順調な歩みの裏にある葛藤。人気ブランドを立ち上げた男が、新たな挑戦の場を求めた理由

――諸岡さんが、サムライトへ入社するまでの経歴を教えてください。

僕は大学卒業後、新卒で大手のアパレルブランドで販売員をやっていました。働いていたお店は、そのブランドの全店舗のなかで、もっとも売上が高かったです。そのため、やり甲斐を強く感じました。

その後、当時勤めていた会社の先輩と一緒にアパレルブランドを立ち上げました。サムライトで働くようになった今でも、アドバイスをするなどの形で立ち上げたブランドには関わっています。

――ブランドを立ち上げて大変だったことは、どんなことですか?

個人として名が知れている訳でもない人間達で立ち上げたアパレルブランドだったので、スタート時に消費者やアパレル業界に認知してもらう事に苦労しました。 その状況の打破には、ブランドの思想や商品背景を良く理解してくれているインフルエンサーの方達によるPRやコラボ商品開発などのご協力がありましたね。この苦労がきっかけとなり、適切なインフルエンサーマーケティングがもたらすインパクトや、現在の多くのインフルエンサーマーケティングの在り方に課題を感じるようにもなりましたね。

――ここまでの話を伺うと、就職からブランド立ち上げまで、順調にキャリアを積んでいるように見えます。でも実際にはその後転職活動を始められたそうですね。なぜ転職を考えたのでしょうか?

もともとは「IT×ファッション」軸で事業を大きくしたかったんです。その想いのもとサブスクリプションモデルのファッションレンタル事業を仕込んでいたのですが、資金やスキームの構築のなど諸問題があり、リリースはできたものの上手くは滑り出せず、ファッションブランドのリテール事業からのキャッシュで会社を存続させるのに精一杯という状況になりました。 結果としてなんとかブランドは成長しましたが、自分が求めていた自分自身の在り方と現実の自分に徐々にズレを感じていきました。

――具体的にどうズレを感じたのですか?

この事業を続けていくことでアパレルビジネスにまつわるスキルは磨かれると思いましたが、一方でこのままのやり方を続けた時に、アパレル領域以外で潰しの効かない人材になるのではという危機感を覚えました。自分のキャリアを考えた時に、別のスキルセットを身につけアパレルで培ったスキルと掛け合わせることで、自分の希少価値を上げるべきだと感じましたね。

そのため、自分のイメージするキャリアに必要な「マーケティングスキル」や「新規事業の立ち上げ経験」が得られるところで働きたいと考えました。

「俺は君と働きたい!」の一言でサムライトへ

――昔だったら終身雇用は当たり前でしたが、諸岡さんは、自分自身が納得するキャリアを積むために必要なスキルが何か、しっかり考えたうえで働く場所を選んでいるんですね。素敵です。マーケティングスキルや新規事業の立ち上げなら、他の企業でも経験できると思いますが、諸岡さんはどうしてサムライトへ来ることにしたのでしょうか?

本音を話すと、事業に魅力を感じて「この企業に決め打ちで入ろう」と思ってとある企業に1社決め打ちの転職活動をしていたのですが、内定を頂くまでの過程で、社内の風土やカルチャーにフィットしなそうだと思い、辞退してしまいました。

――社内環境ってすごく大事ですよね。

本当にその通りです。そこから転職活動を再開して、サムライトともう一社で迷っていました。しかも、両社とも提示された条件は同じだったんですよ。

――えっ、それはとても悩みますね。最終的にサムライトに入社することになった決め手はありますか?

一番の決め手は、社長の魅力度ですね!社長の柔軟性の高さに魅力を感じたし、何よりも、最終面接の場で「俺は君と働きたい!」と言っていただけたのが大きかったです。社長がこれを覚えているのかは定かではないですが(笑)

入社3ヶ月でインフルエンサーのマッチングサービスの事業責任者に。事業にかける想いとは。

――まさに何をするかじゃなくて、誰とするかって事ですね!諸岡さんは、現在どんな仕事をされていますか?

主に「SAME」というインフルエンサーのマッチングサービスの立ち上げに携わっています。2月の上旬にリリースしたばかりなので、まずはインフルエンサーを集めていくことが重要な段階です。

今後多くのインフルエンサー・企業にサービスを利用してもらうことを目指して、今は基礎固めといえる地道な作業に取り組んでいます。

――伸びしろがたくさんありますね!そもそも、なぜ「SAME」が立ち上がったのですか?

従来のインフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーに投稿をお願いして、企業がフィーを払う、というビジネスモデルです。

そうすると、企業は1回の投稿がどれだけ見られたか、どれくらいのリーチをしたかを成果と考え、インフルエンサー選びの際にはフォロワーの数字だけで判断されがちになります。また、投稿の仕方も画一的なため、フォロワーから見ると通常の投稿と違うことがすぐ分かり、宣伝だ、と見抜かれてしまうんです。

――確かに、宣伝を見分ける力はここ数年でついた気がします。

だからこの状況が続くと、インフルエンサーや商品、商品を売っている企業のイメージダウンにつながりますし、消費者も得しないでしょう。インフルエンサーマーケティングを実施しても、誰も得しない状態になってしまうんです。

――まさに三方悪しって感じですね…。

そうなんです。そうした課題を解決するために、インフルエンサーの方が「この商品なら自分もPRしたい!」と感じ、企業側も「ぜひこの人にお願いしたい!」と思える、相互に熱意がある状態を作りたかったんです。

そして長期的に、たとえば1年単位で順序立ててプランを策定し、その熱意を伝えていければ、ファン獲得や売上増加といった企業が望む効果が期待できます。

――なるほど、まさに「広告を情報に変える」ってことですね!最後に、サムライトでの目標をお願いします!

まずは、インフルエンサーのマッチングサービスといえば「SAME」といわれるくらいのサービスになることをめざしたいですね。

また、「SAME」だけにとどまらず、自分が携わる事業やサービスを、これからのサムライトを牽引できる存在に成長させたいと思っています!

挑戦の数だけ、成長の機会があると考え、失敗に臆することなく、どんどん果敢にチャレンジしていきたいです。期待しておいてください!

チャレンジに成長あり、チャレンジに失敗なし。

サムライトが大切にする価値観のひとつは、「チャレンジに成長あり、チャレンジに失敗なし」ということです。

諸岡さんは、事業に一度頓挫したことがありますが、その悔しさから自分の思い描く未来のために日々サムライトで邁進しており、まさにこの価値観を体現して新たなチャレンジを行なっています。

サムライトで失敗に臆することなく、たくさんの挑戦をして、一緒に成長しませんか?

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