「変人採用」はじめます!社長に「求める人材像」を聞いたら無茶ぶりキター


松本
社長!自社のオウンドメディアに採用の記事を書くので、求める人材像についてお話を伺わせてください。

せっかくの社長インタビュー。私は、NewsPicksに載っているような、金言がバンバン飛び交う、熱くて、カッコよくて、シブい感じの記事に仕上げてやるぞ!と入社以来MAXのテンションで張り切っていました。

にも関わらず……

インタビューが終わるとなぜか、こんな採用キャンペーンをやることに……

 

変人採用?!?!NewsPicks……シブい感じ……

 

▼プロフィール
松本志保(まつもと・しほ)
サムライト株式会社に勤める編集者。社会人歴2年目。

 

今回は、「変人採用」が生まれるきっかけとなった、サムライトの創業者である柴田泰成(しばた やすなり)と現代表の池戸聡(いけど さとる)へのインタビューの内容をご紹介します。

当初想定していた記事とはやや異なりますが、ご覧ください。

求めるのは、ルールを余裕でぶっ壊せる人

──本日はよろしくお願いします!1問目からド直球な質問で失礼します。

「サムライトが求める人材像」について教えてください!お二人が「コイツと一緒に働きたい!」と思うのは、どんな人でしょうか?

柴田
いきなりド直球(笑)。
池戸
ド直球の質問、嫌いじゃないです(笑)。
柴田
僕は「ルールを余裕でぶっ壊せる」人と一緒に仕事がしたいです。
▼プロフィール
柴田泰成(しばた・やすなり)
2006年楽天株式会社に新卒入社し、複数の新規事業立ち上げに携わる。2010年には、社内で開催される新規事業コンテストにて優勝を果たす。2012年に株式会社リクルートに入社後も新規事業の運営に従事。2013年にはインキュベイトファンド主催の「Incubate Camp 5th」で優勝。同年の9月にサムライト株式会社を設立。

 

池戸
「余裕で」というのがミソですね。
柴田
そうですね。

「慣例化しただけのルールなんてムダだ」と思いつつも、現状のポジションを失うのが怖かったり、周囲の目を気にしたりして、臭いものにフタをしている人って多いと思うんです。でも、形式だけのルールに縛られていては、スピード感を持って事業を推進することは難しい。

一方で、周囲の感情を忖度せず、時として慣習やルールを破りながら、成果に向かって突き進める人はパワーがあるし、多少のことではくじけない強さがあります。

池戸
実際、これまでサムライトの社員を見てきても、良い意味で空気を読めない人たちは、仕事におけるパフォーマンスが非常に高かった。
▼プロフィール
池戸聡(いけど・さとる)
社長ときどき旅人。新卒で広告代理店に入社し、デジタルマーケティングの最前線で奮闘するも、世界一周したいという想いが抑えきれなくなり、同社を退職。1年半の世界一周の旅より帰国した後、創業メンバーとしてサムライトに参画し、2015年より代表取締役CEO。

 

柴田

現在、サムライトの役員やマネージャーとして活躍しているレイヤーの社員が良い例だと思います。

イエスマンだけの組織ではイノベーションは生まれない

池戸
高いパフォーマンスを発揮する社員に共通しているのは、思考停止せず、自分の頭で考え、判断しているというところ。彼らは時として組織や周囲と衝突するケースもありますが、彼らの中には組織や周囲の環境など外部の要因に依存しないエンジンが備わっているため、苦しい場面においても自走できる力強さが彼らにはあります。
柴田
ただ、残念なことに、決められた枠の中に決められた答えを書いてマルをもらう、そんな学校教育がなされる今の日本社会においては、「出る杭」は打たれやすいですよね。
池戸
本当にそうだと思います。

僕はサムライトを「出る杭を伸ばしてあげられる」場所にしたいと思っています。

柴田
僕も池戸さんと同じように、「ルールを余裕で破れる人」を排除するのではなく、そういう人たちが働きたいと思ってくれる環境を作りたいと思っています。

イエスマンだけの組織ではイノベーションは生まれませんからね。

会社を踏み台にするという気概を持っているか

──ルールを破ったり、周囲の空気に逆らったりすることは、誰もができることではないと思いますが、そういったことができる人たちに見られる共通点は何かありますか? 

キャリアや人脈を自ら構築する

柴田
キャリアや人脈、機会を自ら構築していけるという点ではないでしょうか。

自分のキャリアを会社任せにせず、組織に依存していないからこそ、純粋に成果だけを見ることができるんだと思います。

池戸
彼らには「決められたことだけをやる」という気持ちがそもそもありません。

例えば、副業なんかもその例ですよね。副業をしている社員も一定の割合で存在しますが、副業で得た経験を組織に還元する良いサイクルが自ずと作れていると感じています。

柴田
日本ではまだ副業を許している会社は少ないですが、副業して自らお金を稼ぐという経験をすることは、本業に戻った時に結果的にプラスになることが多いと思います。

だからこそ、サムライトでは創業以来ずっと「会社を踏み台にしても良いからね」というメッセージを発信し続けてきました。

「カワイイは作れる」から「稀少価値は作れる」へ

池戸
これからの時代、「○○︎会社の△△さん」ではなく、「あなたと仕事がしたい」というように、「個」が名刺代わりになる時代が必ずやってきます。
柴田
同意です。

その時大事になるのは「稀少価値」でしょう。

昔、「カワイイは作れる」というCMがあったように、今は「稀少価値は作れる」という時代だと思います。

華やかなキャリアを捨て世界一周の旅へ

──ちなみに、お二人にはこれまで「ルールを破った」経験がありますか?

経験を買うために、手取りの「9割」を家賃にあてた

柴田
昔から、常識というルールに反する価値観を持っていたと思います。

例えば、会社員時代、僕は昇給や金銭的なインセンティブに全く惹かれなかった。自分の成長や成果を出すということそのものに価値を感じていました。

あと、「お金を貯める」ということにも興味が持てませんでしたね。

よく「家賃は月の手取りの3分の1がちょうど良い」なんて言われますが、当時僕は経験に投資したいと思っていたので、手取りの9割を家賃にあてることで、「良い家に住む」という経験を自ら買うようにしていました。

池戸
手取りの9割を家賃にですか?柴田さんらしい変人エピソードですね(笑)。
柴田
(笑)。

池戸さんは何かありますか?

池戸
28歳の時、上場企業で管理職をやらせてもらっていましたが、会社を辞めて世界一周の旅に出るという選択をしました。

自分で言うのも何ですが、華やかなキャリア街道を歩むという選択肢もありましたが、それを「捨てた」という意味では、ある種、社会のレールから外れた経験をしたのかもしれません。

自分の将来の選択肢に制限を設けるようなことはしたくなかった

柴田
会社を辞めると決断した時、旅から帰った後のキャリアについて何か考えていたんですか?
池戸
会社や事業をゼロイチで立ち上げるということは漠然と決めていましたが、あえて詳細まで詰めないようにしていましたね。実は、会社に「辞める」と伝えた時、ありがたくも「席を用意しておくから、帰ってきたら戻ってこい」と言ってもらえました。
柴田
そんなことがあるんですね(笑)。
池戸
滅多にないことですよね。(笑)。だからこそ、そう言ってもらえたことは素直に嬉しかったですが、その提案を受け入れることは、自分の将来の選択肢に制限を設けることになるような気がして、結局断りました。
柴田
社会の常識に照らし合わせると、かなりの変人的な判断だと思います(笑)。ただ、この池戸さんの選択こそ「会社に依存せず、自分でキャリアを作る」ということを体現している例ですよね。

成長ドリブンな「変人」に選ばれる会社

お二人の破天荒エピソード面白かったです!(NewsPicksっぽくできそう!イイ感じ!)
最後に、これからサムライトをどんな組織にしたいか、お二人の意見を聞かせてください。

柴田
給与やブランドなど、待遇面ではない部分で社員と企業の結びつき(エンゲージメント)を構築できる組織を作りたいです。

たとえ、「明日会社を辞めても食っていける」というくらい「個」の力が強い人が、より条件の良い他の場所を捨てでもサムライトに居続ける、明確な理由を持っている、という状態を作れていることが理想だと思います。

池戸
僕は「成長ドリブン」な人が集まる組織を作りたいです。

会社の看板にぶら下がって生きる時代は、もう終わりを迎えるでしょう。だからこそ、これからは社員一人ひとりに自分の「市場価値」を考えながら働いてほしい。

成長意欲を持ち、自分の市場価値を高める。その覚悟を持った人たちが集まる組織を作りたいと思います。

先ほど「サムライトを出る杭を伸ばしてあげられる場所にしたい」と言いましたが、自らの成長のためには、社会のルールからはみ出ることを意に介さない、成長ドリブンな「変人」に選ばれる会社にしたいです。

インタビューを終えて

インタビューを終えて、ほっと一息、

その場を去ろうとした時、背後で柴田と池戸がこんな会話を……

柴田
 「変人採用」ってさ、なんか面白くない?
松本
んん?変人採用?何を言ってるんだ……
池戸
うん、いいね。松本さん、変人採用やりなよ。せっかくこのインタビュー担当したんだから
松本
無茶ぶりすぎる……

今回偶然出てきた「変人」というキーワード。

それをヒントに、サムライトを創った2人の「変人」は「変人採用」という新しい採用キャンペーンを即決。

私は採用チームにいるわけでもなく、NewsPicksへの憧れを完全に捨て去れた訳ではありませんが……

「変人採用をやろう」という2人の言葉には正直言って胸が高鳴りました!

だから「変人採用」、この私が責任を持って実行します!

変人採用詳細

■応募手順と採用フロー

  1. 応募フォーム」にアクセスしてください。フォーム最下部の自由記入欄にご自身の変人エピソードをご記入ください。
  2. フォームの内容をもとに、社内で書類選考をさせていただきます。

■「変人採用」における「変人」の定義

この採用における「変人」とは、「社会や組織に存在する暗黙のルールや当たり前を疑い、周囲に流されず、自分の頭で考え、動き、時に変化を起こしたり、新しいルールを作っちゃう人」を意味します。

具体例としては、記事の中で挙げられていた池戸と柴田の例が挙げられます。

  • 柴田:経験を手に入れるために、お給料の9割を家賃に費やす
  • 池戸:旅をしたいという自分の意思のために、華やかなキャリアを捨てるという決断ができる

柴田と池戸がそうであったように、「変人」こそが、新しい未来を作り出せる、と信じているからこそ、サムライトは「変人」が輝ける場所でありたいと思っています。

■注意事項

「変人採用」でご応募頂いても、その他の職種でご応募頂いても、選考基準や合否基準は同じです。

「変人採用」で応募した方が内定獲得に有利ということはありませんので、ご自身に適した採用枠でご応募ください。

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