徳島に子連れ移住！フルリモートで働く私が気をつけていること

サムライトは今年8月に、Z世代マーケティングの拠点を徳島に構えました。

＞サムライト、Z世代×地方創生×女性活躍を牽引する戦略拠点として「サムライト徳島ミライラボ」を開設

今回は、その「徳島ミライラボ」のラボ長として、徳島に子連れ赴任した伊藤あかりさんにフルリモートでの仕事について気をつけていること、メンバーとのコミュニケーションの仕方などを聞きました。

▼プロフィール
伊藤　あかり（いとう　あかり）：2009年朝日新聞社入社。奈良、徳島で警察、高校野球、県政、災害などを記者として取材。紙面編集者を経て、2017年にミレニアル女性向けウェブ「telling,」の立ち上げにかかわる。 2019年に社内の新規事業コンテストに応募、「かがみよかがみ」を立ち上げ編集長になる。事業移管により、2023年4月からサムライトへジョインし、現在徳島ミライラボ長として赴任し、「Z世代×地方創生×女性活躍」を軸に関西・四国から事業展開を始めている。

地方でフルリモートで働くということ

徳島にきてもうすぐ２カ月。めちゃめちゃ楽しい日々を送っています。今のところ、まじで来てよかったね！という感じであります。さて、今回は「地方でフルリモートで働く」ってどんな感じ？というのをお話させてください。

意外となんとかなっている！というのが正直な感想です。コロナの影響もあり、以前からサムライトではフルリモートでも働けるような状態が整っていたこともあると思います。会議はすべてビデオ通話、そして細かなやりとりはチャッワーク。東京とまったく差がなくお仕事できています。

一日パソコンに向き合って、外に出ると恋い焦がれた徳島の景色が広がっている。東京では見ることのできない日本昔話のような真っ赤な夕焼けに、「来て良かった…」と幸せをかみしめております。

↑もっと真っ赤だったんです…。写真には写らない美しさを見に来てください

徳島をワーケーションのメッカ…にしたい！

あと、徳島って実は東京が近いんですよね。私がコワーキングを構えているビルの最寄りの徳島駅から、徳島阿波おどり空港までは車で20分。飛行機に乗って1時間15分で羽田空港に着いちゃうのです。なので、10、11月と、月1間隔でわりとカジュアルに東京出張が入っております。

始発に乗れば10時の始業に十分間に合うということもあり、これまでに私の友達が何人もワーケーションの場所として徳島を選んできてくれています。金曜の始発で来て、仕事。土日で徳島を遊び尽くして、月曜に仕事の後、最終便で帰る――というお友達もいました。オフシーズンなら飛行機も往復で3万円くらい。時間と料金だけでみれば東京―大阪くらいの感覚でこれる（はず）。次のワーケーション候補にぜひ徳島を。

一番の課題は自分を律しきること！

最高最高と書いてきましたが、じゃあ、フルリモートに欠点はないのかと言われたら、ある。それは、自分次第で永遠にさぼれるということ！

実際に今は「生産性」の観点から、オンラインからリアル回帰が主流ですよね。

どれだけさぼっても、会社からは見えないので、どうやって自分を律しきるか！が私の一番の課題です。とりあえず、週1で上司とミーティングをして尻をたたいてもらったり、週4でコワーキングスペースを利用したり、さぼれない仕組み作りをしています。

それからもう一つの課題は社内とのコミュニケーション。オフィスには実在しない人物になっているので、ややもすると忘れられがち。これもなるべく、チャットワーク内でどうでもいい会話に参加するなど仕事以外でもわきゃわきゃして、存在感をだすようにしています。

↑マイコワーキングスペースです！徳島を象徴する眉山（びざん）を一望

一方で、あんまり頑張りすぎると、だれてしまうので、息抜きの時間も意識しています。私の場合、体を動かしているときにアイデアが思い浮かぶことが多いので、同じフロア（自席から徒歩15秒）のところにあるジムで、30分間ワーーー！！！と走ってから原稿を書くこともあります。ひとりだから孤独だし、でもひとりだから自由に働き方を組み立てられるのもフルリモートの魅力！！

リモートの魅力をつらつらと書いてきましたが、とはいえ、リアルでお話する機会がないのも寂しい。なので、徳島での仕事を増やしてリアルな打ち合わせを徳島でもできるように頑張っているところであります。実際に徳島市との包括連携協定を締結することも決まり、少しずつリアルな仕事も増えてきました。

＞サムライト、徳島市と包括連携協定。10月4日に市役所で締結式を行います